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別れの予行練習のような、東京小旅行
春なんて 来なけりゃ いいのに
【終了日:8/4(金)※1週限定上映】
【監督】吉野竜平
【キャスト】柳家喬太郎,石井杏奈,朴ろ美,角田晃広,柳川慶子
2015年/日本/102分/エレファントハウス
/DCP
7月29日(土)〜8月04日(金) |
11:20〜13:10 |
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一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
【娘のための部屋探しが、父娘のかけがえのない旅となる。小津映画を彷彿とさせる父と娘の思いやりの物語。】
テンポのいい語り口と、江戸の町人から現代のギャルまで多彩なレパートリーを演じ分ける落語界の鬼才、柳家喬太郎が映画初主演。遅咲きの主演俳優の登場に、公式上映された東京国際映画祭では海外の映画人から「あれは誰か?」との問い合わせが殺到した。娘の璃子には、E-girlsのメンバーで、『ソロモンの偽証』など女優としても確かな演技力を見せる石井杏奈。二人は吉野監督と共に、撮影の二ヶ月前から広島弁の方言指導と心の距離を近付けるためのワークショップを積み重ねた。その成果は、劇中での広島弁の絶妙な掛け合いに活かされている。
【ありふれていても一生忘れない宝物のような映画を。】
監督は、初長編『あかぼし』が自主製作にも関わらず第25回東京国際映画祭・日本映画ある視点部門に出品され、小さな公開にも関わらず、「映画藝術」の13年度邦画全作品591本のうち第25位に選出された、注目の新鋭、吉野竜平。東日本大震災の悲しいニュースを目の当たりにして、「ありふれていても一生忘れない宝物のような一日を描ければ」という思いを込めて本作に臨んだ。父娘が東京でふれあう人々には、声優界のトップを走り、女優としても活躍する朴璐美、人気コントグループ「東京03」の角田晃広、ベテランの柳川慶子、劇団「城山羊の会」の演劇や「テラスにて」の石橋けい、「アルコ&ピース」の平子祐希、ラサール石井、山村紅葉が登場、各界で活躍する実力派が揃い、主演の二人を頼もしくサポートしている。主題歌として、その独自の世界観で熱狂的な支持を受ける東京カランコロンが歌う「ひなげし」の郷愁を誘うメロディが作品世界を豊かに彩っている。さらに、本作は来年10月に、吉野監督と共同脚本を手掛けた本田誠人の作、演出で、柳家喬太郎の主演によって舞台化【ペテカンvol.40『スプリング、ハズ、カム』THE STAGE(仮)】が決定している。
【STORY】
二月のある日、シングルファーザーの時田肇(柳家喬太郎)は、広島から上京して、この春から東京の大学に通う娘の璃子(石井杏奈)のため、二人で部屋探しに歩く。そこで出会う人々とのふれあいが、二人の心にかけがえのない思い出を刻み付けていく。たった一日のちいさな旅路が終わりに近づくころ、肇は璃子が幼いころに死別した妻との思い出を語りはじめる。璃子にとってそれは、今まで知ることのなかった父と母の秘められた物語であった・・・。肇と璃子の父娘は、互いに相手を思いやりながらその気持ちを口にせぬまま過ごしてきた。
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