【シュールでチープな時代劇】

浦島太郎（松田洋治）と鯉がが恋に落ち、なんと三日で生まれた人魚（石橋穂乃香）。竜宮城で追われる身となった浦島は辛辛と中洲の渦潮へ赤子の人魚を放つのだった。
海で成長した人魚は、ある日漁師の平次（宮川一朗太）に水揚げ（釣られ）結婚するが・・・。山東京伝作、黄表紙「箱入娘面屋人魚」を題材に浦島太郎スピンアウト時代の完成です！

秋原北胤27作目は寛政の改革で手鎖の刑から放免された山東京伝の「箱入娘面屋人魚」が原作。「浦島登太郎」のスピンアウトで、独特なオリジナル感漂う禁じ手コメディ。主演の宮川一朗太と石橋穂乃香を迎え、恐怖を覚えるほどの独創劇が劇場を包みます。宮川＆松田の共演は初！テレビ版家族ゲームの茂之と映画版家族ゲームの茂之が本作で交錯する夢の共演となります。脇を固めるのは秋原組レギュラーの今村祈履、咲良ら。レギュラーメンバーも魚となり大活躍！
珠玉のナンセンスドラマを大スクリーンで！

【原作あらすじ】

浦島太郎が鯉に恋をして、人魚の子が生まれた。放流された人魚は漁師の平次に拾われ女房になる。人魚をなめると寿命が延びるとの言い伝えから「人魚御なめ所」を開店する夫婦。
大金持ちになるが、平次は女房をなめて若返りすぎ、子供になってしまった。そこへ浦島が現れて玉手箱を差し出す。平次は年取ってちょうどいい年齢になり、ついでに人魚は人間になって、幸せに暮らしましたとさ。