公式サイト: http://kibou-film.com
故国を追われてー。アキ・カウリスマキ最新作!
【終了日:1/5(金)※元旦1/1(月)休映】
【原題】Toivon tuolla puolen
【監督】アキ・カウリスマキ
【キャスト】シェルワン・ハジ,サカリ・クオスマネン,イルッカ・コイブラ,ヤンネ・ヒューティライネン,ヌップ・コイブ
2017年/フィンランド/98分/ユーロスペース/DCP
12月02日(土)〜12月03日(日) |
13:35〜15:15 |
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12月04日(月)〜12月08日(金) |
13:35〜15:15 19:00〜20:40 [レイト] |
12月09日(土)〜12月15日(金) |
11:35〜13:20 |
12月16日(土)〜12月22日(金) |
15:35〜17:15 |
12月23日(土)〜12月29日(金) |
09:05〜10:50 |
12月30日(土)〜12月31日(日) |
13:45〜15:25 |
1月02日(火)〜1月05日(金) |
13:45〜15:25 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,100 | ¥1,100 |
【人が誰かを受け入れるとき、そこには希望が生まれる。】
内戦が激化する故郷シリアを逃れた青年カーリドは、生き別れた妹を探して、偶然にも北欧フィンランドの首都ヘルシンキに流れつく。空爆で全てを失くした今、唯一の望みは妹を見つけだすこと。ヨーロッパを悩ます難民危機のあおりか、この街でも差別や暴力にさらされるカーリドだったが、レストランオーナーのヴィクストロムは彼に救いの手を差しのべる。そんなヴィクストロムもまた、行きづまった過去を捨て、人生をやり直そうとしていた。それぞれの未来を探す2人はやがて“家族”となり、彼らの人生には希望の光がさし始める・・・。
【社会への深い洞察に満ちた、アキ・カウリスマキの新境地。無償のやさしさと辛辣なユーモアが、世界を覆う不寛容を打ち砕く。】
2017年のベルリン国際映画祭で観る者すべての胸に深い余韻を残し、批評家のみならず観客からも圧倒的支持を受けたアキ・カウリスマキ監督『希望のかなた』。同映画祭で見事、銀熊賞(監督賞)を受賞したカウリスマキは、前作『ル・アーヴルの靴みがき』で“港町三部作”と名付けたシリーズ名を自ら“難民三部作”に変えて、今や全世界で火急の課題となった難民問題に再び向きあいました。シリア難民の主人公カーリドは、“いい人々のいい国”だと聞いていたフィンランドで、無情にも難民申請を却下され、ネオナチからのいわれのない暴力にさらされます。これは、やむなく故郷を離れた難民たちが、希望を求めた土地で実際に直面する現実です。そんな酷薄な現実にさらさえるカーリドに、ヴィクストロムをはじめとする市井の人々が救いの手を差しのべます。カウリスマキ映画ではおなじみの、社会の片隅でつつましやかに生きる、少しばかり孤独をかかえた人々のちいさな善意が、カーリドの願いを叶え、魂を救うのです。『希望のかなた』は今、世界が忘れかけている“当たり前”の人間性を、辛辣なユーモアと無償のやさしさをもって描いたヒューマンドラマ。カウリスマキからのメッセージは、不寛容がはびこる世界に生きる私たちの、心のより所となることでしょう。
主人公カーリドを演じるのはシリア人俳優シェルワン・ハジ。ヴィクストロム役のサカリ・クオスマネンをはじめとする個性的なカウリスマキ組の常連たち、そしてカウリスマキの愛犬ヴァルプとのアンサンブルを見事にこなし、映画初出演ながらダブリン国際映画祭で最優秀男優賞を受賞しました。また、物語に絶妙にシンクロするフィンランドのベテランミュージシャンによる演奏シーンの数々や、痛烈な“わさびネタ”も必見です。
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