ポーランド、ワルシャワ。14歳の少女の切ない願いと現実に心から寄り添い、世界中のドキュメンタリー賞に輝いた傑作
【終了日:9/7(金)※8/26(日)休映】
【原題】Komunia
【監督】アンナ・ザメツカ
2016年/ポーランド/75分/ムヴィオラ/DCP
8月25日(土) |
14:45〜16:00 |
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8月27日(月)〜8月31日(金) |
14:45〜16:00 |
9月01日(土)〜9月07日(金) |
18:45〜20:00 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,600 | ¥1,400 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,300 | ¥1,100 | ¥1,100 |
かたくなな少女がカメラを受け入れたとき、ドキュメンタリー史上、最も親密な映画が生まれた。
【アンナ・ザメツカ監督の寄り添うカメラがおこした奇跡。世界中の多数の賞に輝いた昨年度ベスト・ドキュメンタリーの1本。】
昨年10月に山形国際ドキュメンタリー映画祭で最高賞のロバート&フランシス・フラハティ賞(大賞)に輝き、ヨーロッパ映画賞も受賞。世界中の数々のドキュメンタリー賞を席巻した感動的な傑作『祝福~オラとニコデムの家~』。監督はポーランドのドキュメンタリー作家、アンナ・ザメツカ。自分自身が、この映画の少女だったと語る彼女が、その経験を重ねながら、少女の日常を撮り続けた。カメラは、少女の心の叫びを世界に伝えるための可能性であろうとし、それによって本作はドキュメンタリーの可能性をも拡げ、世界中の映画祭で賞賛された。
【オラ、14歳。ニコデム、13歳。二人は現代のヘンゼルとグレーテル。世界に負けないように立っている君たちに祝福があることを。】
ワルシャワ郊外の街セロツク。14歳の少女オラの家族は、酒で問題を抱える父親と自閉症の13歳の弟ニコデム。母親は違う男性と離れて暮らしている。家事をこなし、弟の面倒を見るのはもっぱらオラの役目だ。現実は厳しい。それはわかっている。けれど、少女は心のどこかで夢見ている。弟の初聖体式が成功すれば、もう一度家族がひとつになれると。監督はこの映画を「親に見放され、帰る家を探している現実的なヘンゼルとグレーテルの物語」という。この映画は大人に守られず必死に生きている、この世界の子どもたちへの、優しくも透徹したまなざしである。
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