歴史の大きな転換点となった世紀の戦いを、総製作費約16億円で描き出す、破格のスペクタクル歴史大作‼
【原題】11 settembre 1683
【監督】レンツォ・マルチネリ
【キャスト】F・マーレイ・エイブラハム,イエジー・スコリモフスキ,エンリコ・ロー・ベルソ,ピョートル・アダムチク
2012年/イタリア,ポーランド /120分/アルシネテラン /DCP上映
6月21日(土)〜7月04日(金) |
10:00〜12:05 |
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一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
キリスト教勢力とイスラム教勢力が、激しい攻防戦を繰り広げる17世紀後半のヨーロッパ。オスマン帝国の大宰相カラ・ムスタファ率いるトルコの大軍30万が、満を持してヨーロッパへの侵攻を開始し、“黄金のリンゴ”と呼ばれる、ハプスブルク家の都ウィーンを包囲する。
ウィーンの兵力はわずか1万5000。オイゲン公の槍騎兵やザクセン、バイエルンなどの援軍を含めても、総勢5万足らずだ。絶体絶命の淵で、神聖ローマ皇帝レオポルト1世に召喚されウィーンに赴いたのは、病を治す奇跡の修道士として、民衆から慕い敬われるマルコ・タヴィアーニだった。
さらに、4万の援軍を従えてウィーンを目指す、名将の誉れ高いポーランド王ヤン3世ソビェスキ。果たして、キリスト教勢力は、神聖同盟として一致団結し、ウィーンを守り抜くことができるのか。イスラム教勢力の脅威が頂点に達した1683年9月11日。ついに、ヨーロッパの運命を賭けた大決戦の火蓋が切って落とされる‼
砂塵を舞い上げウィーンに進撃するトルコ軍のおびただしい軍勢。爆破によって崩れ落ちた、城壁の瓦礫の上で展開する、凄まじい戦闘。そして、砲弾が炸裂し、矢が飛び交い、無数の人馬が入り乱れて鮮血に塗れる、運命を決するクライマックスの凄絶な乱戦など、まるで戦いの只中にいるような臨場感と躍動感にあふれる、ダイナミックで迫真に満ちた迫力映像は、圧巻である。
加えて、17世紀ヨーロッパの王侯貴族の煌びやかなファッションや生活様式や、ゴージャスでエキゾチックなライフ・スタイルも、コスチュームプレイならではの醍醐味の1つ。また、実は少年時代に偶然出会い生死を分けた、マルコ修道士と大宰相カラ・ムスタファの運命のいたずらとも言える因縁や、信仰心という価値観の相違から、別れざるを得なかったアブールとレーナの悲恋など、歴史の陰で綴られるドラマティックな人間模様も、本作の胸を打たれる深い味わいである。
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