公式サイト: http://hikarikagayaku.jp/
愛を捨てた男と、愛を諦めた女。函館の一瞬の夏を舞台に、二つの魂が邂逅する。
【監督】呉美保
【キャスト】綾野剛,池脇千鶴,菅田将暉,高橋和也,火野正平
2014年/日本
/120分/東京テアトル /DCP上映
6月14日(土)〜6月20日(金) |
16:15〜18:20 |
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6月21日(土)〜6月27日(金) |
12:10〜14:15 |
6月28日(土)〜7月04日(金) |
19:55〜21:55 [レイト] |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,000 | ¥1,000 |
何度も芥川賞候補に挙げられながらも賞に恵まれず、今の日本を予期したような作品群を遺し、41歳で自ら命を絶った不遇の作家・佐藤泰志。
「海炭市叙景」に続く、佐藤泰志の唯一の長編小説にして最高傑作が待望の映画化となる。
主演の綾野剛がこれまでにも増してソリッドで、けれども儚げな「ゆらぎ」のある存在感で、ひとりの女を愛しぬく主人公・達夫のインナーワールドを豊かに体現。そしてヒロイン千夏には池脇千鶴。感情溢れる演技で、さらに一歩踏み込んだ「女の芯」をかたちにしている。千夏の弟拓児に菅田将暉。前科者だが、どこまでも無垢なその精神の行方を、快活と刹郡が交錯する天使のようなたたずまいで見せる。
そして高橋和也、火野正平、伊佐山ひろ子、田村泰二郎という芸達者が脇を固め、慈しみのある作品世界の奥行きをさらに拡げた。
監督は「オカンの嫁入り」で新藤兼人賞を受賞し高い評価を得てきた呉美保。ざらついた絆の行方を素手で掴まえる硬質な映像文体で、全く新たな境地に達している。その一方で、この映画作家ならではの優しさがより深化していることに驚かされるだろう。短い函館の夏を舞台に、生きる目的を見失った男と愛を諦めた女との出会い、そして底辺で生きる家族を慈しむような眼差しで描き出す。
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